フロアーゾーンの環境管理

 

1.マットの歴史

 

道路事情の悪かった少し前の社会環境では、玄関のマットはホコリや汚れを室内に持ち込ませないために敷いておくものでした。そのために美観は二の次で、植物のシュロで出来たシュロマットや金網マット、陽に当たって変形してしまうビニールマットなどが主流でした。
ですから、本来のホコリや汚れを止めるという働きは十分には発揮されているとは言えない状況でした。

 

しばらくして、ダスキンから本格的な「ダストコントロールマット」が登場し、ホコリを吸着させる吸着剤加工を施したマットによって、入り口からのダストの進入を止めるという本来の「予防清掃」が実現し、お客様から大いに受け入れられて、急速に普及致しました。

 

しかしながら、近年は道路の状況も格段に良くなり、「ダストコントロール機能」よりもむしろお客様を快適にお迎えするための「美観作り」にウエイトが移りつつあります。

 

 

演出力の高い、デザイン性にも優れたオリジナルマットや色鮮やかなマット、入り口の形状に合わせてあつらえたオーダーメイドマット、道行く人の目を引き止め、しっかりとお店の存在をアピールしている看板としてのマット、また、用途に応じて、水分・油分をすばやく吸収するマット、除菌や抗菌対策のための衛生マットなど、その進展には目を見張るものがあります。

 

もちろん現在も、ホコリを取ることを目的とした「ダストコントロールマット」も健在です。

 

また、近頃ではハードフロアーよりも、かえってメンテナンスが容易なタイルカーペットも増えて来ています。

 

この様に長年変化に対応し、環境衛生に取り組んでまいりましたダスキンが、お客様のオフィスやお店の環境にあわせて、的確なマット選びのアドバイスをさせていただきます。

 

どうぞ何なりとご相談下さいませ。もちろんお見積もりは無料です。

 

 

2.モップについて

 

「予防清掃」に対して、室内で発生したホコリや汚れなどをキレイにすることを「回復清掃」といいます。回復清掃としては、「ダストコントロールモップ」が一番です。これは、依然としてオフィスでの必需品です。
一旦とったホコリは他へ移さないとか、真っ黒になるまで使用出来るとか、マット同様に吸着剤加工が施されたダストコントロールモップは、掃く・拭くが一度にできて、床のお掃除にはなくてはならないエースです。

 

電気掃除機では、「騒音」の問題、「コード」の問題、机の下など「アタッチメント」が入りにくいなど、モップほどスムーズにオフィスや店内をお掃除できないと、お客様の声をしばしばお聞きします。騒音も立てず、コードも邪魔にならず、狭いスキマもらくらくのお掃除ツールです。

 

近年、床材も多品種化が進み、ホコリを立てずにホコリを取る「吸着剤」の付いたモップが使用出来ないデリケートな床材もあります。そういう場所には、「ノンオイルモップ」をお薦めしています。
(※「ノンオイルモップ」とは、吸着剤加工を施さず、パイルの撚りや原糸の力でホコリを取るモップです。)

 

そして、お掃除をされるスペースによっては、モップの形状やモップのサイズなども検討する必要があります。

 

また、ホコリを嫌うパソコンを多く設置されているオフィスには、「固定電子の力」でホコリを立てずにホコリを取るエレクトロンが超お薦めです。

 

  • お客様のフロアーにマッチしたマットやモップのダストコントロール製品をご提案させていただきますので、ご検討、ご用命くださいませ。
  • マット・モップ以外にも、オフィスや店舗のお掃除に必要な各種洗剤や用具等を取りそろえています。
  • お客様のスペースに合ったお掃除の仕方も、プロがアドバイスさせていただきますので、何なりとご相談ください。

関連リンク